■ VOLVO V70の修理事例

001 ATシフトロックの異常
ATのシフトロックはブレーキを踏み込めば解除されますが、V70のオーナーさんが「解除されなくて…長期間、手動でリリースボタンを使って対応していました」と、お悩み相談。点検すると、ブレーキペダルの上部に設けられているスイッチの故障と判明。このパーツ交換で修理が完了しました。ただ…ブレーキランプも長期間、球切れにより点灯しない状態が続いていたようで、超危険なコンディションでした。事故につながらなくて…良かったですね。

002 パワーウインドーに支障
パワーウインドーが「スムーズに動かない」と言うご依頼を受けて、分解して調べてみると…原因は、すぐさま判明。ガラスレール部分が曲がって外れている状態でしたので、在庫の中古パーツと交換して対応。当初、レギュレーターやモーターの故障かと思っていたのが、安価な部品と工賃で修理が完了しました。

003 リアゲートが開かない…
「リアゲートが全く開かない…」というトラブル。確認すると、ロック機構の故障で外側からは全く開かない状況。このため、車内側から内張りを強制的にはがしていき、パーツ部分に辿り着くように、こじ開ける作戦で臨みました。案の定、ロック機構が破損しており、中古パーツと交換。無事に修理を終えました。

004 ウォッシャー液の詰まり
「ウォッシャー液が入っているのに、スイッチONしてもモーター音だけで、肝心の液が出ない…」というV70が入庫。ウォッシャーポンプとフィルター詰まりが原因ですが、まずはフロントバンパーを取り外してウォッシャータンクを点検してみました。すると…内部が泥状のゴミなどでドロドロ。洗浄より、中古品との交換がベストと判断して、交換作業を実施しました。

005 HIDヘッドのアンプ交換
強烈な光量を生み出すHIDヘッドライトを搭載したV70の「片側が点灯しない…」と、修理のご依頼。HIDは高価なため「少しでも安い費用で」の条件で引き受けて、バンパーを取り外して点検したところ、アンプの不良と判明。早々に中古パーツを探し出し、交換作業で無事に点灯しました。

006 室内のドアハンドル欠損
プラスチック製が多数使われている室内パーツは破損する頻度が高く、アッセンブリとして販売されているので、交換時には高額出費の覚悟が必要です。入庫してきたV70は、インナードアハンドルが欠損していて、ディーラーだと内張りアッセンブリとして10万円前後の費用を準備しなければなりません。広栄自動車では、同系統の中古車から部品を調達。安価で修理が可能ですので、お悩みの方はご相談ください。

007 インジェクターの交換
クルマを動かすために必要な燃料をエンジン内に供給する部品がインジェクター。プラグや点火コイルの不良でエンジントラブルが起こるのと同様、燃料を噴射するインジェクターもエンジン不調の原因を疑う必要のあるパーツです。入庫中のV70は5気筒のうちの1基がインジェクターの故障で、中古パーツの入れ替え作業を施して修理。全気筒が動き始め、快調なエンジンに戻りました。

008 サンルーフの開閉不調
街中で最近、あまり見かけなくなったサンルーフ装着車。豪華なオプションで、これがあれば車内換気にも大きな力を発揮します。ところが、その分、故障個所が増えるのも事実です。入庫してきたV70は、スイッチをONにすると異常な動き方をして、半開き状態で止まったり動いたり…。調べてみると、可動設定が異常になっていて、修理はパーツ交換が一番の早道と判断。中古のモーター&スイッチが入手できたため、比較的安価で修理できました。

009 ブレーキランプSW故障
ブレーキペダルを踏み込んでもSTOPランプが点灯せず、しかもATシフトレバーが全く動かなくなったV70。綿密に点検すると…ハンドルポスト(ダッシュカバー)の奥に配置されているブレーキランプのスイッチパーツの故障と判明しました。早々に新品パーツを手配、交換作業により、無事に修理を終えました。

010 テールランプカバー交換
縦長の特徴的なV70のテールランプ。リアビューが他車と比べて目立つ存在だけに、外観や故障には敏感になりたいものです。今回は左後方のカバーが割れて、内部のソケット部分も焼き切れた状態のV70でした。アッセンブリパーツは新品だと高額のため、中古パーツを探し当てての修理となりました。

011 グローブBOXの修理
V70のグローブボックスのロック機構が壊れ、開いたままの状態に……。プラスチック部分の経年劣化のため、これはもう、中古のロック機構パーツとの交換が一番です。作業も比較的簡単ですので、お悩みのオーナーさまは、ぜひご相談ください。

012 ヘッドライト球の交換
ヘッドライトが球切れしたV70。このクルマの場合は面倒でもバンパーを一旦、取り外してからライト球を交換する───といった手順を踏んだほうが、スムーズに作業が行えます。無理やりヘッド部をこじ開けようとすると…周りのパーツが破損してしまう恐れがあるからです。

013 ATシフトが動かない
ATシフトが故障してリバース(R)とパーキング(P)の位置へシフトチェンジできないV70。シフトボタンの破損によるトラブルですが、例えニュートラル(N)とドライブ(D)のレンジに移動できても、これはもう、危険回避のため通常はレッカー車での修理工場行きとなります。ただ、応急措置として、シフトレバーを上部へ4〜5cm引き抜くことができれば、一時的に(R)と(P)レンジへチェンジできますが、あくまで自己責任で…。修理は、新品のシフトレバー交換が一般的です。

014 ボールジョイントの交換
走行中、足回りのガタが酷い状態のV70。人に例えると、膝関節の異常で歩行がスムーズにできないのと同じ。このままだと通常の生活に支障が起こり、クルマの場合は車検にも通りません。早々に点検すると、フロント足回りのロアアーム根元にあるボールジョイントの不良と判明。破れていたゴムブーツと一緒に交換することで、無事に回復しました。

015 車内からドアが開かない
車内のドアのインナーハンドルに指をかけ、引っ張り上げても無反応…。ドアを開けられなくなったV70。通常ならドアロック周りの新品交換作業になり、かなりの高額修理となりますが、広栄自動車ではパーツを分解。修理可能な限り知恵を絞ります。幸い、入庫したV70は、インナーハンドル内部の開閉機構の一部が老朽化により外れていただけなので、流用できる他のパーツを物色。940のヘッドライト止めのスプリングパーツをはめ込めば固定できると判断。これが功を奏して、修理は完了しました。

016 ハンドルのガタつき
上下に高さ調整できるチルトハンドル機能付きのV70。でも、押し込まれたり浮き上がったり…の、前後のガタつきは問題外です。ステアリングを抜き取って調べてみると…差し込み口付近にハメ込まれているクリップ(ピン留め)がなくなっていて、これが原因と判明しました。修理は飛んでいたパーツを新たに組み込んで完了です。

017 エンジン不調の原因
「V70のエンジンが不調」と悩むオーナーさんから修理のご依頼が…。早速、点検したところ、エンジンオイルの注入口付近からのオイル漏れが気になり、キャップを取り外すと、オイリングパッキン(ゴム栓)が完全に劣化して、役割をほとんど果たせていない状態でした。これにより、点火プラグにオイルが染み付いて、燃焼に支障をきたしていたということです。修理は新品のオイリングパッキン(ゴム栓)と交換、プラグ掃除を施して完了です。案外、簡単なことが原因になっている場合がありますので、定期的な点検が必要ですね。放置したままですと、高額な修理費用になりますのでご注意ください。

018 ドアミラーのガタつき
「走行中、右側ドアミラーを障害物に当てて、ガタガタになってしまった…」と、V70が入庫。本来なら、ドアミラー全体の交換となりますが、取り外して点検すると、電気系統にダメージがなかったため、ネジ止め補強で修理することに。オーナーさんにとっては思わぬアクシデントでしたが、安価な修理でホッと胸を撫で下ろされていました。

019 ATシフトボタンの交換
「ATシフトが動かなくなって…困っています」と、半ば泣き寝入り状態のV70が入庫。確認したら、パーキング(P)とリバース(R)に移動する際に押さえるスイッチボタンの不良が原因で、かなり劣化していたので交換作業をすることとなりました。純正品だと高価なアッセンブリになるため、今回はボタン部分だけの社外品を使って、安価に修理を終えました。

020 ブローバイタンクの交換
エンジンルームの下からオイルがポタポタと漏れているV70が入庫。入念にチェックすると…インテックマニホールドの後ろ側部分からのトラブルと判明したため、ブローバイタンクに疑いの目を向けました。このパーツは排ガス還元装置の一つですが、確認すると、やはりパイプ部分が裂けていて、オイルがジワジワと漏れていました。これは作業に手間がかかる修理のため、慎重を期して交換には中古パーツを避けて、新品を使用しました。

021 トルクロッド交換
駆動方式がFFのV70。経年により、エンジンルームからガタガタと何かが揺れ動いている異音が発生する可能性が高くなります。これはエンジンの振動による前後ガタつき防止のために取り付けられているトルクロッドが損傷して、本来のブレ防止機能が働かなくなったのが原因です。入庫してきたV70も、そんな1台でした。このままにしておくと、ほかのパーツ損傷の要因にもなるため、早めのパーツ(アッセンブリ)交換をお勧めしました。

022 Rシートが起きない
倒していたリアシートを起き上がらせようとしたら…シートベルトのロックがかかっていて、全く起き上がらない状態になったV70。調べてみると、ベルトに取り付けられている2つのストッパーボタン(ポッチ)のうち、やや小ぶりのほうが欠落していることが分かりました。まずシートベルトのロック機構部分を取り外して、ロックを解除。次いで、欠落していたストッパーボタンの中古部品をしっかりセットして修理を終え、無事にリアシートが起き上がりました。

023 エアコン吹き出し口損壊
エアコンの吹き出し口に差し込んでセットするアクセサリーパーツが増えています。ドリンクホルダーや芳香剤などがそれで、スグに外れてしまうことが多いため、無理矢理ねじ込んだりして、ルーバー(羽根)に負担を強いてしまいがちです。画像のV70は、そんな結果、ルーバーがバラバラに外れてしまったケースです。一般的にはパーツ交換となりますが、折れたりはしていないため、組み立てなおしという修理を選択。安価に仕上げました。

024 点火コイルの交換
始動し始めにエンジンの不調を訴えるV70のオーナーさまからのご依頼で、5気筒エンジンを早速点検。まず、パソコンによる専用のチェックソフトで診断したところ、一つの気筒が失火していることが判明。パワー不足の原因がハッキリと分かりました。原因は点火コイルのダメージですが、ほかの気筒のことも考慮して、5つの全点火コイルの交換を決めました。(ご予算に応じて、1つだけの交換でも一時しのぎで構いませんが、先のことを考えればオススメできません)